陰の王子様


「…気にしすぎか。」


「そうかもねー。まあ、警戒して損はないよ。」




アキの言う通りだ。
警戒するに越したことはない。


それに、この前の、
オレリア・ローベルから聞き出した王子の真実が、ここを警戒してしまう要因の1つかもしれないな…。



ここには来ていない団長のローガンさんの代わりに、騎士団を纏めている、副団長のサンチェさんが戻ってくるまで、アキとただ静かにこの村を眺めていた。





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