陰の王子様
ガヤガヤと少しうるさいと感じる家の中。
本当に連れてこられた…。
どうしようかと悩んでる間にも、連れてきた彼によって中に押し込まれ、座らされる。
「お!来たな!んーー?見たことない顔だな。お前名前は?」
目の前には頬を染めたクロード王子がいた。
突然の展開すぎて、混乱する。
「…シンアと申します。」
「シンアぁ?…シンア!お前も飲め!特別に俺と飲む許可をやろう!」
村人がグラスに酒を注ぎ、自分の目の前に置かれる。
「……ありがとうございます。」
王子の視線があるため、軽く酒を口にする。