このままじゃ終われない
「どうして俺がお前の分出さなきゃいけないんだ。自分で払えって」
「いや、じゃぁなんで塔子の…」
「まぁケンカするでねぇよ…ほら3つ」
おばあちゃんに途中で会話を遮られてしまった。
なんだ…
この2人こんなに仲良かったっけ?
頭の中にハテナしかない…
もしかして付き合ってるとか!?
いや、それなら親友のあたしに言わないはずがない…
心司も心司だし…
「ちょっと夏南!アイス溶けて落ちそうだよ?」
「え…あ、うん…」
あたしはなぜか、少しだけ心がモヤッとした。
あたしの日常が、すこしだけ歪んだ、そんな気がした。