秘密の片想い

 力強い眼差しに見つめられたまま、告げられた。

「俺、シーが好きだ」

 聞きたかった。
 本当は、ずっとずっと聞きたかった言葉。

 それなのに、私は頭を左右に振ることしかできない。
 涙は勝手に頬を伝っていく。

 三嶋が立ち上がり、私の方に歩み寄ってくるのを感じても、その場から動けなかった。

「頼むから、泣かないでくれよ」

 ぎこちなく抱き寄せられ、彼の匂いと温もりを感じた。

 忘れていたかった彼への想いが、鮮明に蘇る。
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