★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「姫川…お前、それずっと悩んでたの?」

「うん…まあ…」

緋色の声は悲しそうで、でも暖かくてなんだか変な感じだった…

真実なんだろうか…

出来ればちゃんとした理由があって欲しい…

二人を信じられなくなるより、ずっとずっと大きな理由が…



私が俯いて灰皿を見つめた時…



突然だった



















「ぶぶっ!!」

私が何の音かと顔をあげると、緋色が吹き出していた

な、な、


何でこんな時に笑ってんのよ!コイツ!!

「な、何?!」

「だ、だって姫川…お前…」

しまいには笑い転げていた…

「すげーミラクル!そんな発想に行くなんて…」

な、な、何よ!

意味がわからない!!

「姫川、お前、探偵にでもなったら?すげー推理力だな!」

「あんた、何バカにしてるのよ!」

「いや、悩ませて悪かったな…と。悩むくらいなら、さっさと俺に聞けばいいのに…」

何よ、それ…

「まあ、『事実は小説より奇なり』ってね!想像なんか出来ない世界もあるんだわ…」

「え?」

「悪かったな、話すよ…全部」

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