愛は惜しみなく与う④
続けて言う


「響の言う通り、1人で抱え込むな。なんのために俺らがいるんだよ」


そして笑って言った



「お前の知ってる男の中で、1番強いのは俺だろ?」


だから不安になるな。

そう言って泉は朔から離れて、響を引き剥がす



「今日はお前らここで泊まれ。飯は杏が作ってくれてる。俺は志木さんと水瀬のところに行くから。今日は休憩」

少しふに落ちないような顔をする朔をみて、泉は俺を見る



「朔が脱走しないように慧が見ておいて。脱走したら全員病院送りだからな」



「俺泉に殴られるの嫌だから、大人しくしててよね」


朔にそういうと、渋々うなずいた。
今日はそうだ。冷静にならない俺たちは動かないほうがいい。

任せろと言ったから



「泉、頼んだよ。帰ってきたらすぐ報告してね」


泉は、本当に報告がない。
すーぐ忘れて新しいことに首を突っ込む癖があるから、そこだけしっかりしてもらわないと。


でも、一気に身体が楽になった。
きっと朔も心が軽くなっただろうな


泉にだから、話せるんだ
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