俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
「………――――」
え。
想にとって僕って、そんな位置だったの……?
「そういう存在なんだよ、想にとってのお前は」
「………」
僕が黙り込んでいると、晃さんが「総真」と呼んできた。
「お前は優しい。そして、それに想が似てきて、今の想になった。変な言い方かもしれないけど、想の優しさは、総真に似たように思えるんだよ。子供に影響されて親が変わることがあってもいいだろ?」
「―――」
僕がいて、想が変わった……?
「ついでに言うと、遅れて来た尚と新垣たちに全部聞かれてて、尚に爆笑されてた」
「………」
うん、安定の尚哉さんだ。
「……総真は割と、『自分には何もない』って考え方をするよな」