再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
扉の穴からのぞいてみるも誰もいない。

何?ほんとに怖いんだけど…

しばらく何もせずたたずんでたら、再度インターホンが鳴った。

仕方なく、チェーンをつけてからそぉっと扉を開いてみる…

そしたら…
チェーンをつけたままの10cmほど開いた隙間から、よく知ってる顔が覗き込んだ。

「よぉ!久しぶり。」

え?

「奏ちゃん!」

その人懐っこい顔は…幼馴染の池永奏太(いけながそうた)だった。

「何?どうしたの?」

ほっとしながら、フライパンをおろし、慌てて一度扉をしめてチェーンをはずす。

相変わらずひょろっとしてて背が高い。
笑ったらくしゃってかわいい顔になって、そこそこ女子からは人気のある人懐っこさ。

幼稚園からずっと一緒で、小学校、中学校、そして高校、大学まで同じで、最終的に就職先だけは違ってしまったけど、ずっと一緒に歩んできたきょうだいみたいな存在。

就職先はわたしと同じ商社だったけれど、うちのライバル会社を選んだ。

「菜莉とおんなじとこ受験したけど落ちたんだよねー。」

とか言ってたけど…

で、最近までフランスにいたと紗莉が言っていたっけ?


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