再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「翔くん…」

「え?」

「翔くんでもいい?」

そしたら先輩は突然顔真っ赤にした。

「いいよ。普段もそう呼べよ。」

「うん。じゃあ。翔くん…お願いもっと…めちゃくちゃにして。」

そしたら翔くんはにっこり笑って、言った。

「仕方ねぇなぁ。もう。」

そしてそこからは、めくるめくような渦に身を沈めた。

翔くんと心が通いあってからのはじめてのセックスは…
ほんとに体だけじゃなくて、心の奥からの悦びとなってわたしの全てを支配した。

愛し合うと言うこと…
それはこういうことなんだと思った。

「菜莉…俺…今までこんなの体験したことねーわ。すっげえな。」

翔くんが最後、フィニッシュの寸前にわたしをギュッと抱きしめた。

「菜莉…俺たち…ずっと…このまま…な。」

イッたあともしばらく動かず抱きしめられたままのわたしは、もう何もいらないと思った。

「翔くん…」

わたしの目はまた涙が溢れていた。

「なあに。おまえまた泣いてんの?泣き虫だなあ。」

翔くんがわたしの中からスルリと抜け出して、後処理してる。

「だって…嬉しくて。」

「俺も嬉しいけどな。菜莉がやっと、俺のことちゃんと呼んでくれたし。」

「うん。翔くん。好き。」

「ばぁか。俺もだ。」

こんなに「好き」って言葉を何度も言えるなんて思ってなかった。


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