再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~


仕事納め。
この1週間挨拶回りで忙しかったけど、ようやく明日からゆっくりできそうだった。

最終日はいつも、早めに営業は終わって、各部署で宴会に行く。
俺は夕方6時、ようやく全部回り終えて会社にたどり着いた。

はぁー。疲れたな。さすがに。

エレベーターに乗り込もうとした時だ。

「お疲れ様です。」

後ろから声。
振り向くと、斉田が立っていた。

「あーおつかれ。」

「久世さんすごいっすね。こっち来てまもないのに大型受注とったって聞きました。」

「え?あーまぁ。」

褒めてくれんのは嬉しいんだけど…

「あのさ。菜莉、俺と付き合ってるから。」

「え?」

斉田の顔が一瞬固まって…しばらく俺をじっと見てたけど…

「そうっすか…そんな気はしてました。」

「そういうことだから。」

「はい。」

エレベーターが来たので乗り込んだ。
無言…
ウィーンつていう機械音だけが響く。

「かなわないっすよねー。久世さん。お幸せに。」

斉田はエレベーターを降りる瞬間、そういうと、扉の向こうに消えていった。

これで斉田はもう菜莉には近づかない…。


で、海外事業部のフロアにたどり着く。

さ、いまから宴会だな。


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