再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「ちょっと待ってー。」

「そんなん許せなーい。」

俺の斜め前あたりに座ってた他の課の女子がボソボソつぶやいてやがる。

「あんな地味子に久世さん似合わなーい。」

おまえらほんっとに地味子地味子うっせーやつらだな。
菜莉は地味子じゃねーっての。
たんなるひがみだろーがよ。

「いつのまにそんなことなってたんだよー。」

「いやー。松嶋さん…密かに狙ってたやつ多いと思うよ。」

「でも相手久世だろ?太刀打ちできねーだろ?」

1課の先輩たちが俺たちの近くで口々にいってやがる。

ってことだ。
菜莉は実際はモテる。
斉田にしたってそうだし。
ただ着飾ったりしないだけで、笑ったらサイコーにかわいいし、菜莉の中身を知ってたら誰だって好かれるって。
だから俺の心配は尽きねーわけだ。

昔からよく言われてた。
俺の見た目が派手だから、なんで菜莉なの?って。
けど、菜莉のよさは1番俺が知ってる。

なによりも…
抱いたらサイコーなんだよ。ほんとに。
離したくないんだよ。
一生。

「菜莉。それとって。」

「あ、うん。」

菜莉の斜め前にあった唐揚げを指差す俺。

菜莉は家でやってるみたいにサッサと俺の皿に唐揚げと、その向こうにあったツナサラダを入れてくれた。

それを見て先輩たちは、言葉をなくしてる。

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