再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「なあ。久世。この指輪って、どういう意味?」

菜莉の隣りの先輩が菜莉の指を指差す。

「クリスマスプレゼントです。」

「婚約指輪とかじゃないの?」

「ニューヨークで、即席で買っただけのなんで。」

「ふうん…」

「けど、久世って最初日本に来た時から、松嶋さん狙ってたろ?」

「あー。それはなんとなくわかった。」

「結構、話してるイメージはあったよな。」

あーそうさ。
だって必死だったからな。
菜莉取り戻すのに。

「まぁ。狙ってましたから。ってか…最初から俺のなんで。」

「へ?」

「俺が失敗するわけないですから。女狙って。」

「……」

「久世くん…言うねー。」

みんな一瞬かたまったあと、隣の先輩が苦笑いしながら言った。
菜莉は真っ赤になって俯いてる。
女どもは、苦い顔して顔見合わせてやがる。

まぁ実際はそんな余裕なんてなく、毎日ヤキモキしてんだけどな…
カッコつけて余裕ぶったフリ…


まあ…そんなこんなで宴会は無事終了し、お開きとなった。

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