再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
ちょっと…それ見せる?

わたしは内心思ったけど、翔くんはどっちかというとわざと見せてるみたいな感じで…

次々と他の課の人たちもその動画を見にやってくる。

「うわっ。女の世界ってこわっ。」

「コイツ…キツい奴だとは思ってたけど、げすじゃん。」

「松田最悪。」

「管理部なんて行きたくないよねー。」

最後の方は女子まで見にきてる。

ふと、麻美を見るとほくそ笑んでるじゃないか…

「ってことで俺、管理部に抗議に行ってきます。」

「えっ?!」

わたしがびっくりしてると…

「あたりまえだろ。こんなん許せるわけねー。」

そういうとフロアを出て行ってしまった。

「松嶋さんこういうことは黙ってたら、またやってくるからさ。久世にまかしときなって。」

「アイツなら話つけて帰ってくんだろーよ。」

「だな。しかし…ひどい目にあったなー。」

「管理部こわすぎんだろー。俺の彼女にも気をつけるよう言っとこー。」

「鬼だな。」

みんななんだか味方みたい。

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