再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「俺、自分から女に告るなんてできなくってさ。あの頃プライド高くってよ…けど、海外事業委員会ではじめて会ったあの日に一目惚れしたって言ったら…ひく?」

「え?ウソ…」

ほんとなの?
そんなの信じられない…
そんなことってある?

「菜莉が告白してくれた時、飛び上がりそうなくらい嬉しかったって知らねーだろ?俺ってほんとバカだよな…」

「ほんと?」

「ほんとにきまってんだろ。俺が言ってんだからさ。今もこんなこと言うのめちゃくちゃはずいんだからな。」

翔くんがちょっと赤くなってる気がした。
わたしはあまりのことに嬉しくって、ギュッて翔くんの手を握った。

「嬉しい…」

わたしも恥ずかしくって…ちょっと赤くなって俯いた。

そしたら翔くんは…

「あー。もう…」

と言って、ガバッとわたしを抱きしめた。
もうマンション近くになってて…人はまばら…

「だから…好きになったの俺の方が先なの。俺…菜莉なしじゃ生きられないし…」

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