再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
けど…マンションに着いたとき…
それはやっぱり錯覚だったんだと気づくことになった。

先輩のマンションの前に立っていた派手な感じの綺麗な女性が先輩とわたしを見つけて、先輩に手を振ってる。

彼女なのかな?

やっぱりいるんだ。
いつでも、女の人は…常に…

「先輩ありがとうございました。」

わたしは上着を脱ぐと、先輩に渡して足早にマンションへ入った。

振り返らない…

あの人は…他人…

わたしの中から…消し去った人…

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