再会～俺のONLY ONE ～何があっても離さない～
初日で混んでるかなといいつつ…とりあえず行ってみたら…早めに行ったのがよかったのか、なんとか、座ることができた。

あとから来た座れなかった人たちは諦めて違うとこに向かっていってる。

「よかったね。ギリセーフ。」

「うん。ほら、メニュー美味しそうだよ。」

「ほんと。」

メニューはランチプレートってのが3種類あって、サンドイッチか惣菜系のパンとサラダと飲み物を選べるようになってる。
パンのボリュームによって値段がかわる仕組みだ。

「すみません。わたしAランチで。」

「じゃあわたしも。」

1番ボリューミーなのをあえて頼んだ。
これくらい食べないと夜遅くまでもたない。

「かしこまりました。しばらくお待ち下さい。」

にっこり笑ってレジで番号札を渡してくれたお姉さんは人当たりの良さそうないい感じの人だった。

その人が出来上がったランチプレートも持ってきてくれる。

「お待たせいたしました。」

そうしてにっこり笑ってわたしたちの前へ出すランチプレートの置き方もすごく丁寧だ。

なかなかいいスタッフさん…。

名札には主任　高橋(たかはし)と書かれている。

当然、中身も美味しい。
パンの切り方とか…そんなんがとても丁寧でほんとにいいカフェだった。

「ここ。なかなかいいじゃん。」

「うん。また来よう。」

店を出るときにはさっきのスタッフさんを探して、わざわざ

「おいしかったです。またきますね。」

と言ってしまった。
それくらいなんだか、共感が持てるもてなしだったのだ。


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