再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
あー。菜莉だ。
その笑顔を見た途端、俺のすべての体の力が抜けていくのがわかった。
何を心配することがあったってんだよ。
「ただいま。」
俺もきっと最高の顔を菜莉に向けていたに違いない。
菜莉が俺のほうへとことこと歩いてきて…
そしてゆーあの前へ行くと、
「ごめん。ありがとう。」
と言って俺のビジネスバッグを受け取った。
俺は唖然としている菅野の前に立つと、
「菅野。俺に勝負挑みたかったら正々堂々と来いよ。」
と言い放った。
菜莉が戻ってくると、俺たちは2人で会社を出た。
「明日じゃなかったの?」
菜莉がうれしそうに俺のビジネスバッグを胸にかかえながらこちらを上目遣いに見る。
「びっくりしただろ?」
「うん。」
「じゃ。成功。びっくりさせようと思ってたんだからな。」
菜莉のおでこをピンッとはじいた。
「痛っ…もう。ごはんも用意できてないし。何もないよ。マンション。」
「いい。小料理屋行こっか。駅前にあったろ?」
「うん。」