再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「斉田?」

「同期です。国内事業部の。」

「何もらってたの?」

「もらってたわけじゃないです。DVD借りてただけで…斉田くん洋画好きなので。」

先輩も、今も見てるのかな…洋画…
よく一緒に見た…

「今も見てんだ。」

「ええ。相変わらず好きですよ。洋画鑑賞。」

電車がホームに入ってきたので、振り向かず乗り込むと反対扉のところに陣取った。

けど…先輩…まだ後ろにいる…
だって、先輩のにおい…するもん…

「菜莉。こっち…なんで見ねぇの?」

「別に…窓の外見ていたいだけです。」

だから…ほんとに…近くにいられると…

「真っ暗だし…」

そ、それはそうだけど…

「……」

「あ!!」

「え?」

先輩の大きな声に思わず先輩の方を向いてしまった。

あ…

ニヤッと笑った先輩の顔にやられたと思った。

「人と話すときは目を見て。が基本だろ?」

いざ、顔を見ると…目を離せなくなる…

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