再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~


「お姉ちゃんありがと。」

「いいよ。」

「やっぱ、お姉ちゃんが1番わかってるよね。わたしに似合う色とか形。」

まあ…それはそうかもしれないけど…

紗莉は顔立ちもボディも派手だから、ドレスの色は控えめの方がいいのだ。

ドレス選びに疲れたので、近くにあったカフェに入って2人でお茶を飲んでたとこだった。

カフェの出入口が突如としてざわめいたので、入り口に背を向けて座ってたわたしだったけど、何事?と思って振り向き、衝立のところからヒョイと覗き込んでみた。

…と思ったら…なんと久世先輩が入ってきたではないか。

ウソっ…
しかも…一緒に入ってきた人…も超絶イケメン…

と…
あ…
あの綺麗な人…

3人の周りだけ何やらオーラがあるみたいで…カフェ内がざわめくのもわかる気がした。

こんなとこで…彼女連れの先輩に会うなんて…
けど、わたしには気付いてない…

わたしはそのまま前を向くと、紗莉もいるしと思って知らなかったフリを決め込むことにした。

「うっわ。最悪!」

と…紗莉を見ると、何やら顔が怖くなって、目がつり上がっている。

「何?どうしたの?」

紗莉に話しかけた時のことだった。

「おう。バカ女。こんなとこで会うなんて奇遇だな。」

え?

< 59 / 262 >

この作品をシェア

pagetop