再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「隠す気ねーんだろ?お前が珍しいなって思ってたんだよ。もしかしたらってね。」
う…なんでもわかってやがる。コイツ…
ってか…
隠すこともできねーほど俺…菜莉に夢中なんかな…
はぁーー…
「ひどいことってどんなことか知らねーけど…そんな好きなら…全力でいくしかないんじゃね?」
「全力ね…」
「どっちにしても…全力でいっとかねーと…お前がダメんなるよ。たぶん。」
「ダメってなんだよ?」
「人生で一回くらい本気出せよ。って話。」
本気って…
「もちろん、女にってことな。」
「俺…本気だけど?」
そうだ…菜莉へのこの気持ちは…本気以外の何物でもねー…。
「なら、完全拒否くらいなんとかしろよ。」
「だから…それがなんとかできねーから…」
俺は上條に反論しようとしたんだけど…
「だから!なんとかできねーなんていってる時点で本気じゃねーって話。お前なら…」
上條が、俺の目をジッと睨んでる。
「一生かけてもいいくらい想ってんなら…なんとかできんだろ?」
「俺に本気が足りねーってか?」
「あーそうだ。プライドは捨てることだな。」
「プライド?」
「女1人幸せにできないプライドなんて捨てちまえ。」
「ふん。言ってくれんね。」
俺は上條の空になったお猪口に残りの酒を注いだ。
「すみませーん。もう一本追加で!今日はおごってやんよ。」
「そうこなくちゃな。」