再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
で…俺は…

「ぼーっとしてんなよ。」

で…くるりと駅の方向向いて、スタスタ歩き出した。

掛けだ。
菜莉が追いかけてくるか…
そのまま怒って去るか…

けど…菜莉は来る…ような気がした…

きっと…


長い時間が経ったような気がした。
もうもしかしたら逆方向に向かって歩き出してんじゃないかって…めげそうになったときだった…

「待って。」

って…菜莉が俺のスーツの裾をギュッって掴んだ。

え?

「先輩…置いてかないで…」

菜莉…?

ゾクッてして思い出した昔の感覚…

俺のスーツの裾から伝わる菜莉の温もりが…
ジンジン俺の全身に伝わってくる…

「じゃ。さみーから…こっち来な。」

俺は思わず、菜莉の肩をそのまま引き寄せた。

菜莉の体温がそのまま伝わってくる…
全身がゾクゾクする…

菜莉は拒否すんのかと思ったけど…ちょっと体を硬くしただけで…そのまま動かない…

さらにこんなこと言う。

「先輩…スーツ1枚だし…寒いですよね。」

「ああ。だから、あっためて。」

菜莉?
違う…
昨日までと…

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