再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
熱々のコーヒー…飲みながら映画見て…
横に菜莉いて…

なんてサイコーな週末…


「先輩。じゃあ先輩の家行きますよ。」

映画終わったら、飲んでたマグカップもうすでに洗って…ちょっとでっかめのトート持って待ってる菜莉。

泊まる気満々じゃん…

で…嬉しくなって…意地悪してやった。

「そんなおっきい荷物持ってどこ行くんだよ?」

「え?」

とたんに真っ赤んなって下向く…

「なんかヤル気満々?」

「ちがっ…」

菜莉が恥ずかしそうに、それになんか若干怒ってるみたいに…見えたから…俺は焦る。

「それじゃ足りないだろ?」

「え?」

「これから俺んとこで過ごす確率高いから…そんなもんじゃ足りない。そうだな…今から買い出し行くか?」

「マジで言ってるんですか?」

「うん。そうだけど?」

ちがうの?菜莉?
今だけのつもり?

めげそうになる俺。


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