一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~
リビングは三十畳ほどの広さで、ブラウンのソファーセットと五十インチくらいの大きなテレビが置かれているだけの他には何もない殺風景な部屋。
その後バスルームや、匡の寝室、書斎などを見てまたリビングに戻る。
「部屋はひと通り見たと思うんだけど、五LDKか六LDKってところかな」
綺麗に片付いているけれど、広くて掃除が大変そう。
お手伝いさんでも雇ってるのかな。
そんなことを思いながらリビングの隣にあるキッチンに行き、冷蔵庫をチェックする。
冷蔵庫はレストランで使っているような業務用で、すごく大きい。
「中は何が入ってるんだろう」
冷蔵庫を開けるが、おつまみ用のチーズ、ペットボトルの水と缶ビールしか入っていなかった。
「うわ〜、匡なに食べて生きてんの?」
キッチン周りの棚も見てみる。
キッチンはピカピカで調理器具も揃ってはいるようだけど、使われた形跡がない。
調味料も……ないな。
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