俺の妻は本当に可愛い~恋のリハビリから俺様社長に結婚を迫られています~
結局品川支店がうまく対応してくれたおかげで事なきを得て、金利優遇については再考になった。

由真ちゃんは満川さんに金利優遇について説明しなおすと言っていたのでお願いした。


その後、飲み物を買いにフロアにある自動販売機に向かったところ、小さな話し声が聞こえ、そっと角から様子をうかがうと由真ちゃんと満川さんがいた。

「最初から浦部さんが電話を替わって対応してくださったら……あんな端的に言われてもわからないです」

「沙和さんがすべて対応していたら、あなたの力にならないでしょ」

「そうですけど……浦部さんみたいに完璧に仕事はできませんし、いつも厳しい表情をされていて日高さんが不在の時、正直聞きにくいです」


訴えに小さく嘆息する。

主任として指導も管理しなければいけないのにこれでは失格だ。

完璧になんてできていないし、今なんてメッセージひとつにうろたえてしまうくらいの情けない状況だというのに。


なにもかもうまくいかない。


飲み物を購入する気にもなれず、そのまま重い足取りでフロアに戻った。
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