キミからの「好き」って、信じていいの?
「わぁっ、このぬいぐるみとっても可愛い〜!」



私はピンクのウサギのぬいぐるみを手に取った。



ふわっふわな毛並みに、可愛らしい瞳。



私は夢中になってしまって。



「見てみて、成海くんっ!こんにちは、私はウサギさんだよ〜っ」



私はぬいぐるみを私の顔の前に見せながら、ウサギの手を動かした。



やっていて、だんだん恥ずかしくなってきて。



「な、なにか言ってよっ!」



なんて成海くんに八つ当たりをすると、成海くんは驚いたような声でつぶやいた。



「可愛すぎる……それ、今日の記念におそろいで買おうか」



「えぇ!大丈夫だよっ、私自分の分は払うから!」



「いや、これは俺からのプレゼントだから。気にせずに受け取って」



彼は嬉しそうにそう言って二つのウサギのぬいぐるみを、レジに持って行ってしまった。



「あ、ありがとうっ」



私がお礼を言ったら、彼は本当に嬉しそうに微笑んだ。


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