キミからの「好き」って、信じていいの?
「じゃあこれからも図書室で勉強しない?次のテストもあるし」



「いいの?また勉強教えてもらっちゃって」



「もちろん!そのかわり、桃音のスイーツ楽しみにしてるから」



「うんっ!」



私はまた桃舞くんと勉強できることが嬉しくて、毎日会えることになって嬉しくて、また桃舞くんとおしゃべりできる生活が続くんだと思ったら、こんなに幸せだからこそ少しだけ不安になった。



おしゃべりをしていたら、あっという間に席に案内してもらえて。



メニューを見ながら、私は脳内にパンケーキに乗っかっているフルーツをたたき込んでいた。



あっ、この色合い綺麗!



この組み合わせも斬新だなぁ。



あ、これは試してみたい!



次から次へといろいろなアイディアがあふれてきた。



「楽しそうだね。前から知ってたけど、本当に料理が好きなんだね!」



「うんっ!今度は私もパンケーキ作ってくるね!桃舞くんの好きなフルーツとか、何気に知らないから教えてほしいっ」


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