キミからの「好き」って、信じていいの?
「ほら、笑って笑って!はい、チーズ!」



桃舞くんは私のとなりに移動してきて、明るく言った。



桃舞くんと私のほおが今にもくっつきそうで、私はドキドキしてしまって写真どころではなかったけれど。



「あ、良い表情!待ち受けにしようかな〜」



桃舞くんの言葉にドキッとした。



だって、私が待ち受け画面の写真にしようとしていたから。



以心伝心……?そう思ったらこの写真が、さらに特別なものに思えた。



「じゃあ、食べようか」



「うん、いただきます!」



「いただきます!」



私はまずパンケーキを食べた。



ふわっとした生地に、優しい甘みが広がってとても美味しかった。



フルーツと一緒に食べると、パンケーキの味はまったく違ったものになって、飽きることなく食べ進められた。



「桃音、美味しい?」



「うんっ、このフルーツとパンケーキの相性が最高!」


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