キミからの「好き」って、信じていいの?
「全然嫌なんかじゃない!むしろすごく嬉しいよ。まさか桃音のほうからそう言ってもらえるなんて」



「よかった。私も桃舞くんって呼んでもいい?」



「もちろん、あらためてよろしく」



「こちらこそ!」



私は心の奥がぽかぽかするのを感じた。



桃舞くんの言葉ひとつでこんなに嬉しくなったり、悲しくなったりするなんて……。



もう、これは認めるしかないよね。



私は桃舞くんが好き。



彼の優しくて思いやりあふれていて、私にはない魅力をもっているところに、私は惹かれたんだ。



桃舞くんと一緒にいると、心があたたかくなるの。



桃舞くんの言葉ひとつで、私は幸せな気持ちになれるの。



桃舞くんの想いの強さが、私に勇気をあたえてくれた。



桃舞くんのためなら、私はきっと頑張れるから。



私は、桃舞くんにつり合うような女の子になりたい。



だから、私は頑張るよ。彼のとなりに自信を持って立てるように。



*



໒꒱



*


< 154 / 221 >

この作品をシェア

pagetop