キミからの「好き」って、信じていいの?
「このあと、クレープを食べに行く予定なんですけど、ご一緒にどうですか〜っ?」



「ちょうど甘いものが食べたかったんだ。よければ一緒に行かせて」



「はい……」



成海くんがにこっと微笑んだから、真凛は真っ赤になってしまった。



わかる、わかるよ真凛!



やっぱり成海くんがかっこよすぎるから私もキュンとしちゃうんだなぁ。



よかった〜、正常な反応なんだね。



それにしても、よく真凛は成海くんとおしゃべりできるなぁ。



真凛の社交性の高さは見習わなければいけないよね。



「そういえば、なんで桃音とメールとかしてるの?」



「えっ、ちょっと真凛!」



なんでそんなに直球で聞くかな!?



でも、私もそれは聞きたかった。



べつにメールの相手なんて、私じゃなくてもいいじゃない?



成海くんからのメールを待っている人なんて、何人でもいるんだから。


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