キミからの「好き」って、信じていいの?
「成海くんもとってもかっこいいよ!」



「ありがとう。まぁ、姫内さんにつり合っているといいんだけど」



「えぇっ!むしろ私が成海くんにつり合ってないよ〜」



私が慌ててそう言うと、彼は目を見開いた。



私、なにか変なことを言ったかな?



「姫内さんって、俺の想像以上に自己肯定感が低い感じ?姫内さんは本当に可愛いよ!」



自己肯定感?うーん、たしかに高くはないと思うけどそんなに低いかなぁ。



「あ、ありがとう……」



何回可愛いって言ってもらっても、慣れることなんてなくて。



何回言ってもらっても、顔が赤くなってしまう。



これはイケメンに可愛いって言われているから?



それとも成海くんに……。



ダメダメ。自分の妄想にふけって成海くんの話を聞き逃しちゃうかもしれないし。



「今日はどこに行くの?」



「それは着いてからのお楽しみ!」



にこっといたずらっぽく笑った彼を見て、私はまたキュンとしてしまった。


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