秘密の恋はアトリエで(後編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
木製のスツールに向かいあって座ると、北川はゆっくり口を開いた。
「入学式の日、はじめて原田さんに会って驚いた。まさにぼくが思い描いてきた理想の子がそこに座っていたんだから。一目で心を奪われちゃったよ。そのとき分かった。夏瑛はぼくの運命の相手だって、それなのに邪魔するやつが出てくるなんて」
「邪魔なんかじゃ……」
まあまあ、と北川が遮って話を続ける。
「なんで、沢渡と夏瑛が付きあっているのがわかったと思う?」
そう言うと、北川はICレコーダーを取りだして、再生ボタンを押した。
「入学式の日、はじめて原田さんに会って驚いた。まさにぼくが思い描いてきた理想の子がそこに座っていたんだから。一目で心を奪われちゃったよ。そのとき分かった。夏瑛はぼくの運命の相手だって、それなのに邪魔するやつが出てくるなんて」
「邪魔なんかじゃ……」
まあまあ、と北川が遮って話を続ける。
「なんで、沢渡と夏瑛が付きあっているのがわかったと思う?」
そう言うと、北川はICレコーダーを取りだして、再生ボタンを押した。