秘密の恋はアトリエで(後編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
靭也は北川から手を放すと、その横で立ち尽くしている夏瑛をそっと抱きしめた。
「あんな写真を撮られるなんて、おれがうかつだった。嫌な思いをさせちゃったな。悪かったよ」
靭也の体温を感じて、夏瑛の胸にはやっと安堵感が広がった。
靭也の広い胸に顔をうずめたまま、夏瑛は言った。
「靱にいちゃんのせいじゃないよ。わたしも悪かったんだよ。人目があるってわかっててアトリエに来てたんだし。でも、学校を辞めるって……」
「ああ、本当だよ。もっと制作に時間をかけたくなって、秋庭先生には相談してた。おれは別に教師になりたい訳じゃないからさ。絵はどこでだって描けるし」
「靱にいちゃん……」
その様子を見ていた美岬が、北川の肩をぽんと叩いた。
「あのふたりの仲を裂こうなんて、百万年早いよ」
「くそっ」北川は小さく呟き、唇を噛みしめていた。
「あんな写真を撮られるなんて、おれがうかつだった。嫌な思いをさせちゃったな。悪かったよ」
靭也の体温を感じて、夏瑛の胸にはやっと安堵感が広がった。
靭也の広い胸に顔をうずめたまま、夏瑛は言った。
「靱にいちゃんのせいじゃないよ。わたしも悪かったんだよ。人目があるってわかっててアトリエに来てたんだし。でも、学校を辞めるって……」
「ああ、本当だよ。もっと制作に時間をかけたくなって、秋庭先生には相談してた。おれは別に教師になりたい訳じゃないからさ。絵はどこでだって描けるし」
「靱にいちゃん……」
その様子を見ていた美岬が、北川の肩をぽんと叩いた。
「あのふたりの仲を裂こうなんて、百万年早いよ」
「くそっ」北川は小さく呟き、唇を噛みしめていた。