神からの試練

山田Side

すみれが、俺らを守ろうとして辞めようとしてることを知って。
なんで、俺は近くにいたのに、そんなことにも気づけなかったのか。
俺は、無我夢中で走り始めてた。

亮平「すみれ......。すみれ......泣」
零「まって......、まって、亮平!」

矢花が、いつも見せない、怒ってるような、そんな声で俺を呼んだ。
我に返った俺は、矢花の方を向くと涙を目にたくさん浮かべた矢花が口を開いた。

零「今......、病院から、電話が来た......」
亮平「は?」
零「......すみれが......、ビルから落ちたらしい…」

なんで、神はこんなにも残酷なんだ。
やっと、やっと面と向かって話して、お前が必要だ。
って、伝えられると思ったのに…。
なぁ、すみれ帰ってこいよ。
俺さ、お前のこと大好きだからさ。
お前いないと何も出来ねぇんだよな。
そしてまた、無我夢中で病院へ走る。
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