呪われた旅館

亮平「うん。それで、ノックしてすみれに声かけたんだよ。「すみれいる?俺みんなの部屋行くけど来る?」って。そしたら「うん、行くー」って返事が聞こえて」
すみれ「え?」
亮平「でもなかなか出てこないから、「先行ってるよ」って言って来てみたら......」

空気が冷たくなったような気がした。

大輝「山田、それ、聞き間違いとかじゃなくて?」
翔太「そうだよ、俺ら結構騒いでたし、その声って可能性は?」
亮平「いや、それはない」
照「隣の部屋と間違えたとか?」

隣の部屋、と聞いてさっきの話が思い起こされる。
私の部屋の隣は弟組と桑の部屋。
亮平が自分の部屋を間違えるはずがないから、もしも間違えたとするなら......。

愁「俺怖いんだけど」
慧「じゃあやっぱりさっきの話、本当ってこと?」
零「やめてよ慧」
< 12 / 62 >

この作品をシェア

pagetop