この男、危険人物につき取扱注意!

リボンが掛けられた小箱。
どう見てもプレゼントにした見えないそれを、自分へと差し出され千夏は戸惑いを隠せなかった。

(え?私に?な、なんで…?
もしかして…タンプレ?
でも、こんな改まった事は初めてだし、毎年牛丼奢ってくれるくらいで…)

「…何ですか?」

“開けて”と春樹に言われ、千夏は手に取りリボンを解き蓋を開けた。
その中には小さなケースが入っており、春樹はそれも開けてと言う様に頷いて見せた。
千夏は箱から取り出すと、そっとケースを開けた。

(えっ⁉︎なんで⁇)





< 167 / 190 >

この作品をシェア

pagetop