極上弁護士の耽溺プロポーズ
「好きだ……光希が好きなんだ……」

キスの合間に柊一くんは、何度も愛を囁いてくれた。

もう何度好きだと言われただろう。

一度も応えられないわたしを、柊一くんは決して責めない。

無理強いしない柊一くんに、どうしようもなく愛しさが込み上げてくる。

「あっ……んぅ……しゅうっ……」

舌が溶け合ってしまいそうになるくらい、何度も何度もキスをした。

少しでも早く、柊一くんのことを思い出せますようにと願いを込めて。


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