極上弁護士の耽溺プロポーズ
ぽかんとするわたしに、マリコは上擦った声で、二年だよ……? と繰り返した。
わたしは困惑しながらも、改めて入社してからの月日を頭の中で振り返る。
「一年……だけど?」
真顔で返すと、マリコの頰がありえないくらい強張った。
「じゃ、じゃあ、わたしが今営業部にいることは……?」
「マリコが営業? 何それ、入社してからずっと財務で一緒じゃない」
マリコは営業のほうが向いてそうだけど、と笑い飛ばすと、マリコは一瞬で青ざめる。
「……」
「マリコ?」
「……光希、記憶が……」
声を震わせたマリコに、わたしと柊一くんは瞬きを忘れて固まった。
わたしは困惑しながらも、改めて入社してからの月日を頭の中で振り返る。
「一年……だけど?」
真顔で返すと、マリコの頰がありえないくらい強張った。
「じゃ、じゃあ、わたしが今営業部にいることは……?」
「マリコが営業? 何それ、入社してからずっと財務で一緒じゃない」
マリコは営業のほうが向いてそうだけど、と笑い飛ばすと、マリコは一瞬で青ざめる。
「……」
「マリコ?」
「……光希、記憶が……」
声を震わせたマリコに、わたしと柊一くんは瞬きを忘れて固まった。