白雪姫に極甘な毒リンゴを 2 (十環の初恋編)
その後
一颯の後をついて学園内を回った。
そして俺たちは
食堂にやってきた。
今日は土曜日だけど
部活がある人達のために
食堂は昼の間だけやっているみたい。
「十環、お前何食べる?
学園長がくれたこの食券で
どれ頼んでもいいって言われたけど」
「俺は、オムライスかな」
「俺もオムライスは大好きだけど
六花が作るオムライス以外は
食べる気がしないんだよな。
唐揚げ定食にしよっかな」
食券を出して
料理を受け取ると
俺たちは食堂の一番奥の
外が見える席に座った。
俺がスプーンにオムライスをのせ
口に運ぼうとしたとき、
一颯がニヤニヤしながら言ってきた。
「十環さ、なんか変じゃね?」
「え?
べ……別に……普通だし。
これが」
最後の方は
強めに言い切ったけど
一颯の目はごまかせないらしい。