白雪姫に極甘な毒リンゴを 2 (十環の初恋編)

「笑いごとじゃねえからな。

 もう一度言っとくけど
 俺の友達になったからって、
 六花に手を出すなよ」


「え? 

 俺。

 一颯の友達になるなんて
 一言も言ってないけど?」


「あひゃ?」


 一颯……

 予想外の俺の言葉に
 変な声出してるし。


 あ……


 いじけたのかな?


 眉毛が異様に太い
 犬のぬいぐるみを抱きかかえて
 部屋の角で三角座りしてるし。


「どうせ……

 俺と友達になってくれる奴なんて……

 この世にいないし……」


 一颯くん。


 本気で拗ねてますね。


 こういう弱っている人を見ると
 余計にイジメたくなっちゃうんだけど。


 俺の中に隠れていた
 いじわる悪魔が始動。

< 90 / 161 >

この作品をシェア

pagetop