しあわせ食堂の異世界ご飯6
それで子供を作って、温かいお店にしておくれとエマは笑う。……が、それにはまだまだ道のりが長そうだなともエマは思う。
アリアたちの姿を見れないまま一時間ほど経ったころ、前方から「見えたぞ!」という大きな声が聞こえてきた。
大聖堂の中で婚礼を執り行っていたリベルトとアリアが、国民のために姿を見せたようだ。
「これは盛り上がりそうだね」
エマがそう言いながら、アリアを見たい一心で大きな体をフルに使って前へ前へと押し進む。カミルもその後ろからついていく。
しかし気づくと、あれだけざわついていた周囲からしん……と、音が消えていた。
「なんだい?」
「なにかあったのか?」
前を見ると、ちょうど大神殿の階段を上り、二階部分にアリアとリベルトの姿が移った。
「ああ、二階に上がってくれるのは嬉しいね。よく見えて、助かるよ」
「……綺麗だな」
「カミル……。いいよ、今日は思いっきり泣きな。母さんが付き合ってあげるよ」
「いらねぇよ」
若干涙目になったカミルは、エマから顔を背ける。
アリアたちの姿を見れないまま一時間ほど経ったころ、前方から「見えたぞ!」という大きな声が聞こえてきた。
大聖堂の中で婚礼を執り行っていたリベルトとアリアが、国民のために姿を見せたようだ。
「これは盛り上がりそうだね」
エマがそう言いながら、アリアを見たい一心で大きな体をフルに使って前へ前へと押し進む。カミルもその後ろからついていく。
しかし気づくと、あれだけざわついていた周囲からしん……と、音が消えていた。
「なんだい?」
「なにかあったのか?」
前を見ると、ちょうど大神殿の階段を上り、二階部分にアリアとリベルトの姿が移った。
「ああ、二階に上がってくれるのは嬉しいね。よく見えて、助かるよ」
「……綺麗だな」
「カミル……。いいよ、今日は思いっきり泣きな。母さんが付き合ってあげるよ」
「いらねぇよ」
若干涙目になったカミルは、エマから顔を背ける。