しあわせ食堂の異世界ご飯6
どうかどうか、これからのジェーロに幸あらんことを――と。
***
アリアとリベルトの結婚式を遠くから見守った後、しあわせ食堂には常連客が酒を持って押し掛けてきた。
祝い事なので飲みたい口実もあったのだろうが、やはり知り合いでその喜びを分かち合いたかった。
エマとカミルは仕方ないと笑いながら快諾し、夜遅くまでみんなで飲み明かした。
そして、翌日。
「カミルお兄さま、床でなんて寝ていたら駄目ですよ」
そう言って体を揺すられて、カミルは目を覚ます。
どんちゃん騒ぎをしてしまって、眠ってしまったみたいだ。目を擦りながら起き上がると、目の前のリズを見て悲鳴をあげそうになった。
「――っ! ちょ、おま、えっ!? りりりず、りずべっと様?」
「いつも通り、リズでいいですよ。カミルお兄さま」
「え、いや……てか、え? どうしてここに?」
今まではアリアの弟子としてしあわせ食堂に通っていたリズだったが、もうここにアリアはいない。
ライナスの自殺騒ぎの後、エマとカミルはアリアから事情を説明してもらっていて、その際にしあわせ食堂も辞めるという話もしっかり聞いている。
***
アリアとリベルトの結婚式を遠くから見守った後、しあわせ食堂には常連客が酒を持って押し掛けてきた。
祝い事なので飲みたい口実もあったのだろうが、やはり知り合いでその喜びを分かち合いたかった。
エマとカミルは仕方ないと笑いながら快諾し、夜遅くまでみんなで飲み明かした。
そして、翌日。
「カミルお兄さま、床でなんて寝ていたら駄目ですよ」
そう言って体を揺すられて、カミルは目を覚ます。
どんちゃん騒ぎをしてしまって、眠ってしまったみたいだ。目を擦りながら起き上がると、目の前のリズを見て悲鳴をあげそうになった。
「――っ! ちょ、おま、えっ!? りりりず、りずべっと様?」
「いつも通り、リズでいいですよ。カミルお兄さま」
「え、いや……てか、え? どうしてここに?」
今まではアリアの弟子としてしあわせ食堂に通っていたリズだったが、もうここにアリアはいない。
ライナスの自殺騒ぎの後、エマとカミルはアリアから事情を説明してもらっていて、その際にしあわせ食堂も辞めるという話もしっかり聞いている。