しあわせ食堂の異世界ご飯6
 追加で水を注いでくれるエマと、同意してくれるカミル。実はカミルもほぼ同じことをしたのだが、黙って水をたくさん飲んでいたりするのは内緒だ。
 相変わらず、アリアの料理には食べたくなる不思議な力が働いているなとカミルは思う。
「熱い料理だから、十分気をつけて食べてね」
 食べてもらえることは嬉しいけれど、火傷されたら困ってしまうとアリアは笑う。
「今日はかぼちゃをメインに入れてるけど、魚や海老を入れたり、ほかの野菜やお肉を入れることもできるし、ご飯にかけて窯で焼いても美味しくできるんだよ」
「へえええぇぇ、すごい料理だな。何パターンも作れるなんて、びっくりだ」
 アリアの言葉にカミルが感心し、すぐに「きのこもいいんじゃないか?」と提案をしてくれる。
「うん、きのこを入れてもいいね。秋の味覚で作るグラタンも、最高に美味しいから」
 いろいろなパターンを試してみて、カミルが好きな組み合わせを探すのもいいだろうとアリアは簡単に作り方のアドバイスをする。
 グラタンの話に夢中になるアリアとカミルの間に、「海老ですか!?」とシャルルが目を輝かせて割り込んできた。
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