ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
しかも、俺のそういう反応にマズイことを言ってしまったと思ったらしい彼女が聞かなかったことにして欲しいみたいなことを呟く。
でも、こんなカワイイお願い、聞かなかったことにできるわけないだろ?
アヒルのように口を尖らせて困った顔されたら、笑いを堪えられないし
おまけにどうしたらいいのかわからなくなったのか、掛け布団に潜ってしまうとか
どこまで俺の悪魔なイジワル心、煽るつもりだよ
もう1回、さっきのアヒル顔が見たい
そう思ってしまった俺は掛け布団の中に隠れた彼女を追いかける。
相変わらず真っ赤な顔で小さく丸まった彼女があまりにも愛おしくて、
もう1回、さっきの衝撃的な ”ワタシを頂いちゃって下さい!!!” というお願いが聞きたい
そんなことも思ってしまい、そのお願いの言葉を誘導するような声をかけ続ける。
「・・・い、い」
『い?』
俺のイジワルなお願いなんて聞き流される
そう思っていた
それなのに、まさか、またその言葉を口にしてくれようとしているとは
「・・・・・・・・」
『伶菜・・・続きは?』
こんな可愛すぎる反応をする伶菜が与えてくれる甘いチャンスを
「頂い」
『ちゃいます。』
逃すわけにはいかないよな?
昨日、生殺し状態で苦しんだんだから