ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来





「今日は朝の9時に高梨さん、リハビリの予約、入っているんですよね~。ま、今の日詠先生なら、僕があれこれ言わなくても充分できると思いますけどね。」


『9時・・・・』


その時間は病棟回診を終えるぐらいの時間だ
行けるかもしれない



「日詠先生も業務がお忙しいと思われますので、くれぐれも無理はなさらないでくださいね。」


『・・・はい。』



今の時刻。
8時15分過ぎ。


『回診、行ってきます。』


「行ってらっしゃい。」



伶菜と俺の間にあった出来事を知らないであろう松浦さんに背中を押される形で伶菜のリハビリに同行する予定となった俺は急いで産科病棟へ戻った。




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