ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
でも、ワタシのまわりには
福本さんとか奥野先生とか、真里とか、美咲さんとか
そして
ナオフミさんとか
自分の信念を大切にしながら頑張っている人ばかりいて
そんな人達から
ワタシも頑張らなきゃって刺激を受けちゃったから
だからもう
“誰かの役に立ちたい”という自分の想いを
自分の中だけに閉じ込めておくことができないの
だから
ワタシのほうがワガママ言ってるんだよ
だから
お願い
もうこれ以上ワタシに
優しくなんてしないで
ワガママなのは・・・ワタシのほうなんだから
『ナオフミさん、ワガママなのは私のほ』
「お前はさ・・・自分が進みたい道を行けばいいさ。」
重なるふたりの声。
それは偶然なんかじゃない。
ナオフミさんが意図的に私の声に彼の声を重ねた。
自分がワガママだと言おうとしている私の言葉を遮るように。
そして
私の未来の方向性を肯定してくれながら。
「いつかさ、こういう時が来ると思ってたから・・・・・あの母さんの娘だしな。」
『あの、母さんって・・・?』