ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
Morimura's eye : 一番近くにいた男のつぶやき
【Morimura's eye : 一番近くにいた男のつぶやき】
『あっ、俺、主治医の役割、優秀な成績で終わりました。』
「・・・そうですか。」
『そっけないお返事だなぁ~。じゃあ、今から主治医卒業祝いということで、午後7時から、居酒屋やきや名古屋駅前店でお祝いしましょう。』
「・・・はい?」
『日詠先生が、今晩、勤務予定が入っていないこともリサーチ済みです!なので・・・来い!!!!』
「なんで俺が・・・」
産科病棟で目の前の男に完敗宣言した”あの日”から約半年。
俺は医局で背中合わせの場所にデスクがある産科医師の日詠さんを誘った。
けれども、消極的な彼。
『レイナの近況、知りたくないの?』
「・・・・・・」
『今日、外来診察に来たんだよな~。』
「・・・・・・」
『リハビリの経過とか・・・』
「・・・・・名古屋駅前店・・・7時・・ですね。」
『うん・・・待ってる♡』