ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
それにナオフミさんがウチの病院の院長に謝ったり
奥野先生が“日詠クンの望むようにしたほうがいいから”って院長に進言したというコトは
きっと彼はウチの院長に“こっちの病院へ来ないか”と誘われたけれど
やっぱり今彼がいる病院にそのまま残りたいという意向によって院長の誘いを断ったんだよね?
もしそれが事実ならば
彼とどう向き合っていいかいまだにわからないままでいるワタシだけど
ココロの奥深くにある正直な気持ちは
”残念”・・・なんだ・・・・
だって
もう叶わない夢とわかっていながらも
”いつか彼と一緒に力を合わせて誰かの役に立ちたい”と思いながら
今まで心理学を学んできたのだから・・・
「本当に申し訳ありませんでした。」
「いや、そんなにも謝らないでくれ。それに奥野クンの話から想像すると、実力を発揮するにはウチよりもそっちのほうがいいかもと思い始めたしね・・・・・中川院長にもよろしく伝えてくれるかな?」
そうだよね
ナオフミさんは
お父さんも働いてたあの病院で働くことを
彼自身が一番望んでいることだし
「ハイ・・・坂田院長のご配慮、心より感謝します。必ずひとりでも多くの患者さんを救えるようなシステムを構築していくように、一緒に頑張りますから。」