ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来




『伶菜、お前、自分の夢を諦めるなんて考えてるだろ?』


「へっ?!」


なんで知っているんですかとでも言いたげな驚き顔の彼女



『あとさ、お前、俺の野望とかも知らないだろ?』


「はっ?!」


知らないだろ?と言われて、ちょっと困った顔をした彼女



やっぱりな

でも、知りませんとは言わないだろうな

そして、伶菜お得意の妄想が始まるんだ

きっと、あれこれ考えているぞ

その証拠に、
横にいる俺の存在を消して、空を見上げて首を傾げる
彼女がとんでもないことを言い出す直前の格好をしているからな



『知ってます!』



ほら、来た

ノーヒントで知っていますなんて言ってもいいのか?

今回の妄想はなんだ?


野望なんて言ってしまったから
とんでもないことを考えていそうだな


いや、3年間という月日が流れた間に
妄想ではなく、もっとリアルなことを考えるようになったのか?


それはそれでいいことかもしれないけれど
でも、俺はやっぱり
とんでもないことを言い出す彼女を期待してしまう


さて、どうなんだ?



『とうとうアメショーを飼うんですよね!』


「・・・・・・・・・・」



ドヤ顔でそう言い切った彼女。



期待通り

なんでアメショーなんだ?


そんなかわいい野望

これからいくらでも叶えられそうだな



あ~ダメだ


さっきまでの緊張感や躊躇いから
180度真逆の状況に持っていかれて



ふっ・・ふははは・・・・


笑わずにはいられない



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