ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来


寒いから、外があまりにも寒いから
頬が、耳までもが紅くなっているの?

それとも
もしかして
お兄ちゃんも私と同じように

私達の関係が
兄妹の関係から違うモノに変わりかけているコトによって
それなりに緊張したり、戸惑ったりしてるの?

いつもココに一緒にいたのに?


いつもココに一緒にいたお兄ちゃん
だから
いや、いつもココに一緒にいたお兄ちゃんが
もう兄という立場ではなくなってしまったから

だから、いつものこの場所で
お互いにどう呼吸したらいいのか
わからなくなってる?

お互いに、戸惑ってる?

でも、それは
シアワセな戸惑い
だから、一緒に戸惑っちゃえばいいよね?


でも、それは
シアワセな戸惑い
だから、一緒に戸惑っちゃえばいいよね?


『お、お、おかえりなさい♪』

私はどもりながらも威勢よくそう返事をしてみせた。


そんな私に彼は

「ただいま。」

もう一度そう言ってくれた。

その時の彼の表情もやっぱり照れくさそうだった。




私の前で、大胆な言動をみせた昨朝の彼
私の前で、照れくさそうな表情をみせた今さっきの彼

どっちが本当の彼?
・・・どっちも本当の彼

人前では至ってクールな彼が
私だけにみせてくれる
彼の本当の姿


誰にも知られたくない
彼の本当の姿

兄と妹という関係じゃなくなった今
私はどんどん欲張りになる

だって、彼のコトを
自分の立場とかを考えることなしに
まっすぐにスキになるコトができるから・・・

『おかえりなさい。お兄ちゃんの・・ううん。ナオフミさん・・の作る挽肉オムレツ、アツアツが食べたいな・・・です。』

私は今までは “彼の妹” という立場で彼に甘えていたけれど
これからはその立場を脱ぎ捨てて
自分の “彼のコトがスキ” という気持ちに正直になって、彼に甘えることにした。




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