トキメキのその瞬間を

「何か運動部3つくらい合宿日かぶってるとか言ってたなー」


「そうなんだ、人多いならまだマシかも」


「平気平気、私が一緒にいてあげるから」


「うん…ありがとう」


三つも部活の人が集まるって事は、それなりな人数になるし…きっと平気だよね。


何部がいるのかは分からないけど…


そんな事を思いながら学食へと向かうと、学食スペースに入ってすぐ、ある一角を見つめている女子達が目に入る。


何だろうあの集団は…と思いながらそちらに視線を向けていると、となりにいた沙優ちゃんが「またあの二人か、皆んな飽きないね」と呆れたように呟いていて。



そこにいたのは、神白千秋とその友達の柊木叶(ヒイラギカナウ)だった。


神白千秋同様、柊木叶は校内一位二位を争うイケメンのもう一人だ。


二人ともバスケ部で、友達同士だというんだから類は友を呼ぶとはまさにこの事なんだと思う。


クールで口数の少ない神白千秋とは違い柊木君は気さくで和かで、学校中の女子達はこのまるで性格の違うイケメン二人のどちら派かで常に話題を集めている。


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